犬も歯みがきが必要。歯周病になれば全身麻酔での手術が必要!

10数年前に偶然の機会でミニチュアダックスを家に迎えることになりました。
初めての犬との生活で、今思うと知らないことばかりでした。
もちろん犬の歯がどんなものかも見たことがなく、見ようと思ったこともなくて歯みがきが必要だなんて全然知りませんでした。
たまたま観察していると歯が見えている時があり、その時はすでに歯石がかなり付いている状態だったのですが、
「犬の歯ってこんな感じなのか。人とは違って表面がざらざらしているんだ」と思っていました。
今思うとかなり恥ずかしいことです。
その数年後、犬が時々顎をがくがくさせるようになりました。
それと口の端から鼻先までの長さが短くなったような気がして、病院に行きました。

結果は歯周病でした。
びっしりついた歯石のせいで歯茎が下がり、ぐらぐらして抜けそうな歯もあるとのことで歯石除去と抜歯をしなければならないとのことでした。
顎をがくがくさせていたのは歯周病の症状ということでした。
すでに自然に抜けた歯があると、よく歯抜けのおばあちゃんが口がすぼまったような感じになりますが犬も同じでミニチュアダックスの場合は
鼻までの長さが短く見えることもあるとのことでした。
全身麻酔の手術となり、費用も数万円かかるとのことでした。
まさかそんなことになっているとは思ってもいなかったので大変びっくりしました。

ですが、放っておくわけにはいかないので手術をしてもらいました。
手術後はそれまで実は気になっていた口臭もなくなり、歯は白くつるつるな状態になりました。
やっぱり犬の歯も人と同じで白くてつるつるしているのだと分かりました。

手術が無事に終わって安心しましたが、実はここからが正念場なのでした。
全身麻酔までして除去した歯石は、一回取り切ってもまたすぐついてしまいます。
犬の場合は食べかすなどの汚れが歯垢となり、三日たてば歯石になってしまいます。
その前に歯みがきで汚れを取り除かなければ白い歯をキープできません。

毎日タオルで歯を拭くようにしましたが、いきなりそんなことをされて嫌がらない犬はいません。
うちの犬はかなりおとなしい方なのですが、結構嫌がって奥歯はほぼ拭けなかったですし、歯の裏側なんて到底無理でした。
そのうちタオルを見るだけで走って逃げるようになり、かわいそうになってきますしこちらも嫌がるのをやるのが大変なので
いつしかしない日も増えてしまいました。

結局その数年後にまた2回目の歯石除去と抜歯の手術を受けました。
上の犬歯の歯周病の炎症が鼻とつながりくしゃみがひどく、そのまま放置すると炎症で目の下に穴が空いてしまう可能性もあったからです。
そのころはもう12歳のシニア犬になっていたので全身麻酔も不安でしたが無事終わりました。

現在は15歳ですが、また歯石はついてしまい歯も何本か自然に抜けてしまいました。
口臭もひどく、ごはんが食べづらそうです。
歯周病による炎症で細菌が全身に巡ってしまい肝臓や腎臓の病気になってしまう可能性もあるそうです。
「歯が命」と言いますが、本当にその通りなのです。

一番いいのは、小さいころから歯みがきの習慣をつけることです。
ごほうびをあげながらしつけのように教えるとやりやすいかもしれません。
いきなり歯ブラシを使うのではなく、まずは口周りを触るところから始めて、だんだんステップアップするのがいいそうです。
今は動物病院でデンタルケアグッズがたくさんあります。
デンタルジェルはおいしい味ですし、歯ブラシが難しい場合はデンタルシートもあります。
どうしても歯みがきが嫌なわんちゃんや既にシニアで今から習慣化するのは難しい場合は
デンタルガムやサプリメントを使うことによって何もしないよりは効果が得られます。

長く継続できる、そのわんちゃんに合ったやり方やデンタルケアグッズを使って
なるべくきれいな歯を保てるように飼い主さんは無理なく頑張ってください。